この記事は、「尾瀬ヶ原ハイキング 鳩待峠in~out 往路夜行2日間」の紹介記事です。(2023年5月27日夜から参加)
こちらのツアーに参加するにはコチラ
夏が来れば 思い出す♪ はるかな尾瀬 とおい空♫
誰もが口ずさんだ唱歌(2006)。でも、頭の中で尾瀬(尾瀬ヶ原)を想像しただけで、実際に歩いたことがない人が多いのではないでしょうか? 私もその一人。ですから、実際に尾瀬を歩くことにしました。
そして、最後におまけを用意しました。お楽しみに。
では、「尾瀬ヶ原ハイキング 鳩待峠in~out 往路夜行2日間」バスツアーに出発しましょう。
目次
尾瀬高原ホテルから鳩待峠休憩所へ


鳩待峠休憩所から山の鼻ビジターセンターへ

着いてすぐ尾瀬ハイキングへ出発です。再集合は13時45分厳守です。厳守なのは、シャトルバスの出発時間14時は変えられないからです。



出発前に雑草の種子を持ちこまないよう、シューズの底についている種子を緑のマットで取り除きます。尾瀬の環境をしっかり守るためです。
ところで、添乗員さんがバスの中で説明していました。鳩待峠から山の鼻ビターセンターまでは急な坂道で、往路は下りなので約60分、復路は上りになるので約90分かかると。そのことを考慮して、どこまで行けるか決めなければいけません。
また、板の階段、特に石積みの階段は、雨が降ると滑りやすくなりますので、トレッキングシューズがオススメです。





ウグイスの鳴き声が、よく聞こえてきます。その鳴き声はとても通りがよく、やはり都会でも聞けるウグイスの声とは違います。また沢の水は澄んでいて、とても冷たそうです。


・・・
そう、クマ除けの鐘です。けっこう、多く設置されていました。
帰りのシャトルバスで聞けた話①
「クマ除けの鐘が多くありましたが、クマはよく出るのですか? またクマの種類は?」
「尾瀬にいるクマは、主にツキノワグマです。けっこう、よく出ますよ。ミズバショウが好物ですが、人が多くいると寄ってきたり、襲ってきたりしません。襲ってくる場合は、親子連れで小グマが襲われる時だけです。北海道に生息しているヒグマは、人を見ると襲ってきますので、注意しなければいけませんが」
※あくまで聞いた話です、真偽は確認できておりません(謝)。

尾瀬の代表的な花といえば、やはりミズバショウです。特に、このように群生していると、尾瀬なんだな〜と感じます。


ミズバショウを見ながら少し休憩。左に至仏山が見えました。白いのはなんだろうと思ったのですが、あとで残雪だとわかりました。今日は登山しませんが、至仏山の解禁は7月1日です。
帰りのシャトルバスで聞けた話②
今年(2023 )は残雪がとても少なく、例年の半分以下だそうです。また、尾瀬の楽しみ方のひとつで、雪の木道を歩くこともあるそうです。
「滑って、池塘(ちとう=池沼)に落ちたりしませんか?」「大丈夫」との答え。でも慣れていないときっと滑って落ちます!
ところで、添乗員さんの話では、2年に一度くらい池塘に落ちる人がいるそうです。けっこう深く、首くらいまで沈むそうです。尾瀬の景色は美しいですが、上ばかり見ていて池塘に落ちてしまわないよう、足元も見ながら歩いてくださいね。








(写真は至仏山荘)
山の鼻ビジターセンターから牛首分岐へ


山の鼻ビジターセンター付近にあるいくつかの山荘の前を通り、いよいよ想像通りの「これぞ尾瀬!」の湿原を歩きます。ミズバショウも咲いています。






まだ8時になっていませんが、ここで昼食用の群馬名物「まいたけ弁当」をいただきました。朝食を食べる機会がなかったので、ここで食べることにしました(新宿出発前に、サンドイッチなどの朝食を用意しておくといいと思います)。






牛首分岐からヨッピ吊橋へ










ヨッピ吊橋から竜宮へ

ここで、東電小屋へ向かい見晴へ行くか、竜宮へ行くか判断しなければなりません。私は、時間的に余裕を持てる竜宮へ向かいました。なお、この標識は吊橋の手前にあります。
この木道の先が、竜宮になります。ヨッピ吊橋を手前から見て右へ曲がります。



竜宮・牛首分岐から山の鼻ビジターセンターへ

余裕があれば「見晴」に行きたかったのですが、竜宮⑤→牛首分岐③→山の鼻ビジターセンター②→鳩待峠①の順で帰ることにしました。
帰りのシャトルバスで聞けた話③
上流の細い水が地中の泥炭層をとおって、木道の反対側の湧出点に出ます。かつてNHKが調査して、同じ水であることを確認したそうです。
リュウキンカ


竜宮から帰る頃には、ウグイスの鳴き声は少なくなり、カッコウが良く鳴いていました。また、決して見ても見つからないカエルの鳴き声も(鳴き声は大きいですが、からだは小さい)。
帰りのシャトルバスで聞けた話④
「どんなカエルがいるのですか? 鳴き声はするのですが、一匹もカエルの姿が見つかりませんでした」
「モリアオガエルが多くいます。まずカエルの姿を見ることはできず、ごくまれに泳いでいる姿が見られるかどうかです」








11時30頃、無事に山の鼻ビジターセンターに帰ってきました。これからハイキングに行く人々が多くいます。また山荘にあるショップも開いていて、ソフトクリームや飲み物、各種食事もできます。
山の鼻ビジターセンターから鳩待峠休憩所へ

山の鼻ビジターセンターを11時45分に出発して、最後の急な登りに向かいます。13時45分の集合まで、120分あります。余裕を持って登れます。
また、数グループの多くの年配の人々が、ガイドに案内されていました。


ただ黙々と登るだけで、写真もあまり撮りませんでした。しかし、一つだけタテヤマリンドウを紹介します。動物に食べられないように、囲いで保護されていました。他のグループのガイドに教えてもらいました。


このような標識もあります。2/3登ってきたことになります。あと1.1kmです。

鳩待峠休憩所の建物の屋根が見えた時は、「あ〜、無事に着いた!」とほっとしました。
到着時刻は、12時30分。集合時間13時45分より15分早かったですが、90分のところ105分もかかってしまいました。見晴へは行きたかったけど、行かなくて良かったと思います。その分、余裕を持って尾瀬ヶ原を楽しめました。

白沢温泉 望郷の湯
普段あまり歩かない私にとって、1日8時間も歩くと、もう足(特にヒザ)がガタガタです。この後の温泉は、何よりの癒しでした。泉質がはじめて体験する、ヌルヌルなのにはびっくりしました。お湯をかければ、ヌルヌルは取れてさっぱりしますが。
まとめ&おまけ
尾瀬ヶ原のハイキングをレポートしました。四季の旅ツアーに参加する50代から60代の人々は健脚揃い。いつも、さっさと歩いて、私の目の前からいなくなってしまいます。みなさん、見晴まで行かれたと思います。
本来なら、見晴も紹介したかったのですが、「これが尾瀬?」と思った鳩待峠からの急な坂道で、見晴には行かないことにしました。ゆっくり早朝の空気と風景を満喫したかったからです。
もう再び来られない時は、急いでいろいろ見なければならないこともあります。
しかし、ツアーの醍醐味は観光地をいかに満喫できるかが大切です。特に今回の鳩待峠から山の鼻ビジターセンターまではの早朝の急な坂道は、私にとっては尾瀬ヶ原の木道よりも良かった経験でした。
また、この坂道の両側には、神社に例えればまるでご神木と言っていいような大きな木が多くありました。長い年月を感じさせる生命力を放っています。あまり紹介されることはないと思いますので、「おまけ」としてその生命力を感じていただければ幸いです。
こちらはまるで神が宿ると言われる磐座(イワクラ)とご神木のようにも見えますね。
こちらのツアーに参加するにはコチラ
「尾瀬ヶ原ハイキング 鳩待峠in~out 往路夜行2日間」
※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。 また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。 なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。