宝徳寺・崇禅寺[正月限定]御朱印とあしかがフラワーパークのイルミネーション

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日本三大イルミネーション[あしかがフラワーパークフラワーファンタジー]と特徴ある御朱印がいただける寺院巡りバスツアー
この記事は、「日本三大イルミネーション[あしかがフラワーパークフラワーファンタジー]と特徴ある御朱印がいただける寺院巡りバスツアー」の紹介記事です。(2022年1月9日参加)

四季の旅ならではの日帰りバスツアープラン

今回は、神社・仏閣バスツアーの老舗ならではの四季の旅だからできるバスツアーでした。神社・仏閣の参拝と一般的な観光地を組み合わせたバスプラン。このほかにも次のようなプランがあります。
  • 静岡浅間神社 寿司&いちご狩り食べ放題(〜3月)
  • 三嶋大社と来宮神社 いちご狩り食べ放題(〜4月)
  • 筑波山梅まつり・うめでら東持寺 筑波山神社・健田須賀神社(3月)などなど
四季の旅HPは、こちら

6年連続日本1のイルミネーション

アメリカのCNNが選んだ「世界の夢の旅行先10カ所」に、日本で唯一選ばれたあしかがフラワーパーク。

2017年には「日本3大イルミネーション」に選ばれ、夜景観光コンベンション・ビューローが主管する全国の夜景観光士が選ぶ「第9回イルミネーションアワード」のイルミネーション部門において6年連続で1位に輝いています。

宝徳寺2022年[正月限定]御朱印 etc.

宝徳寺2022年[正月限定]御朱印宝徳寺2022年[正月限定]御朱印の1種

宝徳寺・御朱印
宝徳寺では多数の御朱印見本から選べ、御朱印帳に直書き・書き置きどちらにも対応しています。でもこれだけ種類があると、迷っちゃいますね。

宝徳寺・御朱印 宝徳寺・御朱印 宝徳寺・御朱印珍しい[切り絵]御朱印


崇禅寺2022年[正月限定]御朱印 etc.

崇禅寺の[正月限定]御朱印崇禅寺の[正月限定]御朱印の1種

富貴無相 曰、苟富貴無相忘
曰く、苟(も)し富貴なりとも、相忘るること無なからん、と。(仲間に言いました、もし富貴の身になっても、たがいに忘れないようにしよう)

崇禅寺2022年[正月限定]御朱印
上の写真は、本堂右横の研修道場前に特設されたバスツアー客用御朱印受付所の見本です。上の[正月限定]御朱印はこの見本にはなく、研修道場内(右奥)でいただきました。

崇禅寺の[正月限定]御朱印崇禅寺[正月限定]御朱印(2,000円)


御朱印は、もはやプチ・アート!

御朱印は単なる参拝記念ではなく、ミニ・アートになっているようです。なかには、2枚・3枚・5枚といただく方が多くいらっしゃいました。また若い方にも、中高年の方にも、御朱印は人気があります。

2022年の縁起の良い御朱印を見ましたので、

今日のバスツアーに出発しましょう!

〈あしかがフラワーパークのイルミネーション〉を見るので、通常よりかなり遅い10時15分に東京駅丸ビル横に集合です。今回はひさびさの「しきたび号」。足もとゆったりシートでラッキー!

しきたび号と添乗員の福原さしきたび号と添乗員の福原さん(佐野SA)

1回目の休憩ですが、佐野SAで長めの35分の休憩。この先〈あしかがフラワーパーク〉まで食べる機会がないので、昼食時間も考慮されています。佐野SAですから、佐野ラーメンを食べたかったのですが、混んでいて食べられませんでした。

でも、 〈あしかがフラワーパーク〉にも佐野ラーメンはありましたので、最初にお知らせしておきます。

宝徳寺と可愛いお地蔵さん

今日の行程の最初は群馬県・桐生市にある宝徳寺です。佐野SAから約55分、13時5分に到着。これから約60分のお参りです。

宝徳寺 宝徳寺と可愛いお地蔵さん
宝徳寺の名物? お地蔵さんが案内板の下で微笑んで迎えてくれました。

宝徳寺 宝徳寺・御朱印待ち行列
門を入って、右側に御朱印をいただける寺務所があります。御朱印をいただこうとしたのですが、ご覧の待ち状況。まずは、お地蔵さんを見てこようと思いました。

お地蔵さんは門を入って、左の六地蔵の前を通り、まっすぐ奥へ行きます。

宝徳寺・六地蔵六地蔵

宝徳寺 宝徳寺・鐘楼
六地蔵、絵馬の前を通ると、すぐ左に鐘楼があります。下の写真は、鐘楼の前から来た門の方をふり返って見ました。門と六地蔵の屋根が見えます。

宝徳寺
鐘楼の先はやや上り坂で〈お地蔵さんの小道〉になっています。

お地蔵さんの小道

宝徳寺さんに「なぜ、お地蔵さんを安置されていらっしゃるのですか?」と尋ねてみました。答えは「いちばん親しみやすい仏様だからです」とのこと。

ところで、お地蔵さんってどんな仏様?

本当の名前は、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)といい、お地蔵様は「わたしは苦しんでいるすべての者を救うぞ!」という誓いをたてていらっしゃいます。感謝!

では、お地蔵さんの小道を歩きます。まずよろこび地蔵なで地蔵が右側に立っていました。

よろこび地蔵 なで地蔵 お地蔵さんの小道 しあわせ地蔵しあわせ地蔵

名前があるのは〈よろこび地蔵〉〈なで地蔵〉〈しあわせ地蔵〉。ゆるやかな登り道にお地蔵さんがたくさん佇んでいます。左側に小さな広場があったり、右の方にも小道があります。

お地蔵さんの小道 お地蔵さんの小道

宝徳寺のお地蔵さん「何体あるか?」数えてみました。

お地蔵さんは門の外に5体、中に35体で合計40体確認でき、撮影もしました。でも、気づかないところに、秘かにいらっしゃるかもしれません。宝徳寺さんに尋ねたのですが「何体あるかわからない」との答えでした。

では、撮ったお地蔵さんの写真の一部をお見せします。

ちなみに、珍しい寝ているお地蔵さんは門の前に1体。なぜ珍しいかといいますと、お地蔵さんは救済のため東奔西走していらっしゃいます。だから、立っているのが普通で、座っているのも珍しいのだそうです。

宝徳寺のお地蔵さん

宝徳寺・本堂と枯山水

寺務所で御朱印をいただいた後、その左前を奥に入っていくと、枯山水が見られます。

宝徳寺 原爆の火原爆の火(上の写真の門の左にあります)

宝徳寺
碧層々(へきそうそう)の庭枯山水について

「枯山水庭園」は省略できるもの全てを省略し、水を使わずに石と砂だけで自然の美を表現した庭園てす。その作意は、禅定三昧による禅の教理であり、観る側がどのように解釈するかは個人の自由です。

しかし自然そのものが仏の世界であり山川草木花鳥風月全てがそのまま清浄なる仏の姿であり、ご説法であると考えます。

この前庭は朝には太陽、夜は月さえも庭園の一部に取り入れてしまい、宇宙の森羅万象を写して観ることができます。

心静かに仏の姿を看、仏の聲をお聴き下さい。
(入り口の説明より)

宝徳寺・枯山水 宝徳寺・枯山水 宝徳寺・本堂臨済宗 建長寺派 大光山 宝徳寺・本堂

宝徳寺

崇禅寺・本堂裏の「ダルマ絵」

バスは宝徳寺を14時18分に出て、すぐ近くにある崇禅寺に向かいます。10分もかからず、到着は14時25分でした。

崇禅寺 崇禅寺 崇禅寺・山門 崇禅寺・本堂
バスの駐車場から5分もかからず、静かな崇禅寺に。山門を入ると正面に本堂、右に鐘楼とご神木のような大きな木を前にした庫裡、左に和合廟弥勒菩薩様が目に入ります。和合廟の隣には、十三層塔が立っています。
庫裡(くり)=寺の台所。転じて、住職や家族の居間。

崇禅寺・鐘楼鐘楼

崇禅寺・庫裡庫裡

和合廟と十三層塔和合廟と十三層塔

和合廟
御朱印をいただき、境内の裏山を歩いてみたいと思います。大きな境内ではありませんので、ゆっくり回っても滞在時間にはじゅうぶん間に合います。

六地蔵
本堂に向かい左横にある六地蔵の前を右に曲がります。すぐ先は、観音堂弥陀の小径になります。人が誰もいなかったので、その分静かに散策できました。

観音堂と弥陀の小径観音堂と弥陀の小径

弥陀の小径を歩いて、本堂の裏手に降りてきます。すると、智明上人が京都から運んできた本尊の阿弥陀如来像が安置されている阿弥陀堂(耐震耐火造り)があります。

この智明上人は仏門に入られる前は、鳥獣の殺傷を好んでいたとても乱暴者だったそうです。そんな彼が京へ上ったおりに法然上人と出会い感化され、仏門に入るとまるで別人のように人柄が変わったといいます。

この智明上人の徳を慕って、鎌倉からはるばると智明上人の草庵を訪ねた若い武士があったといいます。なんと、後に鎌倉幕府の執権になった若いころの北条時頼(泰時?)だそうです。NHKの『鎌倉殿の13人』の1人ではないようですが、少し後の執権だと思います。

阿弥陀堂阿弥陀堂

阿弥陀堂
そして、阿弥陀堂を降りてくると、本堂の裏が目の前に。そこにはビックリしたのですが、御朱印にもなっているダルマ様が描かれています。

廓然無聖と不識

いったい、如何是(これはなんぞや?)

崇禅寺・ダルマ絵
ダルマ様の絵に書かれている文章を調べてみると、中国の仏教書である『碧巌録(へきがんろく)』に書かれている文章でした。

『碧巌録』は100の禅問答を集めた書物で、禅宗を学ぶ上では必ず読むべきだと言われていた問題集です。

この絵は禅問答の一場面を描いていたのですね。次のような意味でしたが、さすが禅問答だけあって、一見するだけでは理解できない難しさです。

梁の武帝が達磨大師に聞いたそうです。

「聖帝第一義(仏法の根本真理とは何か?)」
「廓然無聖(からりとしていて聖なるものではない)」
「対朕者誰(朕が対面しているのは誰か?)」
「不識(知らん)」

廓然(かくねん)=心が広々としていて、わだかまりなどなにもないこと
無聖(むしょう)=凡人と聖者の差がないということ
不識(ふしき)=識(知っている)、不識(知らない)を超越したものとしての不識。不満や疑念などのわだかまりがなく、聖なる真理などないと悟ること

【参照】碧巌録・第1則《武帝と達磨の問答》
https://ameblo.jp/realroleplaying/entry-11607194312.html

あしかがフラワーパーク全国6年連続第1位イルミネーション

ダルマ絵の意味もわかりましたので、今回のツアーのハイライト〈あしかがフラワーパークのイルミネーション〉を見に行きたいと思います。群馬県桐生市から栃木県足利市に向かいます。

バスは崇禅寺を15時15分に出発、あしかがフラワーパークには16時10分着。イルミネーションにはまだ明るい時刻でした。

レインボーマジック向こうに見えるのはレインボーマジック

うす紅の棚うす紅の棚

明るくて本格的なイルミネーションが見られないので、まずは夕食をとることにしました。佐野SAで食べられなかった「佐野ラーメン(700円)」にしました。

透き通った醤油・鶏ガラスープは、あっさりしています。チャーシュー、メンマ、昆布、ナルトにネギ。そして、青竹打ちという竹を使用して延ばした平打ち麺です。ラーメンというより、うどんに近い食感で、しっかりコシもありました。

佐野ラーメン
食べ終わる頃には少し暗くなり、レインボーマジックも光が目立ってきました。

レインボーマジック
そして、なんとここには神社があります。大藤神社です。人がいっぱい並んで記念撮影していました。

大藤神社 光の花手水
フラワーパークだけに花と光の「光の花手水」、なんとも美しい。6つか7つありました。

光の花手水

ここはディズニーランド? フラワーキャッスル

〈あしかがフラワーパークのイルミネーション〉では、なんといっても一押しは「フラワーキャッスル」だということです。「レインボーマジック」「天空のお花畑と天の川」「スノーワールド」と入り口の左側から回ると一番奥にあります。

スノーワールドスノーワールド

「フラワーキャッスル」へ行きながら、右手を見るとパークのイルミネーションが一望できます。

あしかがフラワーパークのイルミネーション
入り口に近い右から「イルミネーションタワー」「きばな藤のトンネル」「光のピラミッド」です。

イルミネーションタワーイルミネーションタワー

きばな藤のトンネルきばな藤のトンネル

光のピラミッド光のピラミッド

そして、ディズニー・シンデレラ城のような「フラワーキャッスル」。前景や背景が、アニメのようにたえず変化します。また、人がお城に入れます。子供たちだけでなく、若いカップルにも大人気です!

フラワーキャッスル

※三脚は使えませんので、ゆれていてすみません。

フラワーキャッスルを堪能したら、パークの中心に入ってみましょう。光のピラミッドを通りぬけるとあしかがフラワーパークならではの必見スポットが2つあります! それが〈光のふじのはな物語〉と〈奇蹟の大藤〉です。

〈光のふじのはな物語〉〈奇蹟の大藤〉は必見!

毎年4月後半から5月初めの大藤を実際に見た方なら、この2つを光のイルミネーションにした苦労がわかるかと思います。このあしかがフラワーパークのLED電球は単なる裸の電球ではなく、ほとんどが一つ一つお花の形をしているからです。

まずは、〈光のふじのはな物語〉です。

光のふじのはな物語 光のふじのはな物語

そして、〈奇蹟の大藤〉です。

奇蹟の大藤 奇蹟の大藤
どうでしょうか、元になった実際の藤棚が想像できたでしょうか?

では、その他のイルミネーションを見ながら、エントランスに戻りましょう。

まずはイルミネーションの「花占い」です。ステージ中央でアクションします。花の数で占うようですが、いつも満開でした。人がいっぱい並んでいて実際占っていないので、正確にはわかりません(謝)。

花占い 花占い そして、妖精でもいそうな「生命の樹」と「白藤のトンネル」です。

生命の樹生命の樹

白藤のトンネル白藤のトンネル

みんなの地球みんなの地球

外壁と光のバラ園外壁と光のバラ園(下はバラのアップ)

光のバラ園アップ

「光のフラワーステージ」の一部エントランスに近い「光のフラワーステージ」の一部

あしかがフラワーパークのイルミネーション、満喫できたでしょうか。

バスは18時20分に出発し、20時に東京へと予定より30分も早く戻りました。

終わりに

今日は日曜日でしたが、高速道路での渋滞はなく、一日中あったかくて、良いバスツアー日和でした。

宝徳寺のお地蔵さん、地蔵菩薩の仏様というよりは可愛い子供みたいでほっこりさせられます。

宝徳寺・本堂の襖絵の双龍を見たかったのですが、残念ながら本堂の中へは入れません。でも、手ぬぐいになっていました。また、崇禅寺のダルマ様の故事は、調べると面白かったです。

宝徳寺・双龍のてぬぐい宝徳寺の手ぬぐい

あしかがフラワーパークのイルミネーションは色々なテーマがあり、楽しく美しかったです。何より、藤のイルミネーションは幽玄の世界でした。2015年4月30日に真っ盛りの藤棚を見ていたわたしには、とても感慨深いものがありました。

また、藤のシーズンには夜のライトアップもありますが、これがまさに「奇蹟の大藤」イルミネーションと同じような感じです。

あしかがフラワーパーク・藤棚(2015年4月30日撮影)

こちらのツアーに参加するにはコチラ

日本三大イルミネーション「あしかがフラワーパークフラワーファンタジー」と特徴ある御朱印がいただける寺院巡りバスツアー

※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。 また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。 なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。

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