皆様こんにちは!
四季の旅企画・添乗員の矢作奈櫻(やはぎ なお)です!
私が初めて企画した「A222 天河大辨財天社&丹生川上神社三社巡りツアー」が6月21日(土)に初催行されました。
以前より「天河大辨財天社を参拝したい!」と多くの声を頂き、この度実現いたしました!
そして、丹生川上神社上社・中社・下社はそれぞれ離れているため、マイカーが無いとなかなか御参拝できませんが、こちらの三社もツアーの行程に入れました!
企画者としては、皆様が喜んで頂けるかドキドキしました。
私の思いを皆様にお届けしたいので、とって長いBlogになりますから複数回にわたってお送りします。
羽田空港から8:00出発の全日空ANH15便にご搭乗。やはり空港はいつ行ってもワクワクします
バス会社さんは、奈良吉野を知り尽くしている「大紀観光バス」さんに、このツアーはお願いしております。
とても心強いです!
1日目のお昼は神社ご参拝時間をゆっくり取って頂きたいので、奈良県の郷土料理「柿の葉寿司」が入ったお弁当を手配しました。
こちらは一般のお客様は購入できない「柿の葉ずしヤマト」さんの旅行会社専用のメニューです。
お客様からは「柿の葉ずしを食べたかったです!」とのお声をたくさんいただきました。手配して良かったです。
最初の御参拝は奈良県吉野郡川上村に位置しております丹生川上神社上社です。
天空のお社と言われています。
上社は高い所に位置し、比較的新しい社殿です。建てられたのが平成10年、1998年3月15日にこちらに遷座された神社ですので、今から27年前です。
と言うのも、大谷ダムの建設により神社自身が沈むことになりました。当時は丹生川上神社官幣大社が公のダム事業で沈んでしまうという事は、神社界で大変話題になりました。
※
官幣大社(かんぺいたいしゃ)とは、日本の旧社格制度における神社の格式の一つで、官幣社の中で最も高い格式を持つ社です。主に、歴代の天皇や皇族を祀る神社、または古くから皇室が崇敬してきた神社が指定されました。明治時代以降の近代社格制度では、宮内省から幣帛料の供進を受けた神社を指しました。しかし、1945年の神道指令により、この制度は廃止されました。
上社のご祭神は龍神である高龗大神(たかおかみのおおかみ)は貴船神社の御祭神と同じです。
丹生川上神社中社・下社も水の神様が御祭神です。
なぜ水の神様を大切にしたかと言うと、大和の国が安定するためには、沢山の豊かなお米がとれないと安定しないです。
民が安定するためには、ともかくお米が取れないといけないので、良いお米を作るためには水がまず必要で馬を奉納したのですが、決して生贄としたわけではないようです。
見どころをいくつかご紹介
①拝殿
御祭神の高龗大神の他、大山祇神(おおやまつみのかみ)と大雷神(おおいかづちのかみ)が配祀されています。
拝殿の神額には「神雨霑灑(しんうてんさい)」と書かれていて、「神の雨が降り注ぎ、潤して恩恵を
施す」という意味だそうです。
②御神木
拝殿に向かって右側には、樹齢約600年の御神木の杉樹幹があります。
そして奉納の「やたがらす」の酒樽。どんなお酒か飲んでみたいですね。
③末社の川上社(かわかみしゃ)と祭事跡
祭神は天渟中原瀛眞人命(あめのぬなはらおきのまひとのみこと・天武天皇)です。
1998年(平成10年)、大滝(おおたき)ダムの工事の際、水没予定地にあった丹生川上神社上社を現在の場所に移転させる作業が行われました。
その際、跡地から平安時代の祭場跡や、縄文時代早期の大規模集落跡である
「宮の平遺跡(みやのひらいせき)」が発見されました。
④元宮遥拝所(もとみやようはいじょ)
境内には、元宮の遥拝所があります。大滝ダムの工事によって、「おおたき龍神湖」に沈んでしまった元宮。遥拝所からおおたき龍神湖(吉野川)がご覧いただけます。
もともと丹生川上神社上社は、この湖の底に鎮座していました。
⑤おみくじ
凶運が強運に!?
丹生川上神社上社の100円おみくじ。できるなら大吉をひきたいものですよね。運試しにと引いて、もしも「凶」が出たら…。その時は落ち込まずにぜひ、社務所で神社の人に声をかけてみてください。この神社では、凶を引いた人にだけ「龍神の玉」という素敵なお守りを渡しているそうです。「凶を引いて落ちこんだ気持ちは、おみくじと一緒に境内に結んでもらって。代わりに幸運のお守りである『龍神の玉』を持って帰っていただきます」!
7年間でおよそ100個しか渡していないという貴重な玉に、“幸せを招いてもらった”という人が実際に多くいるそうです。
参拝当日は天気も良く、上社からの景色は最高でした!
二社目は奈良県中南部、吉野村に鎮座する丹生川上神社の丹生川上神社・中社です。上社・中社・下社の中では一番大きな神社です。
神社のご厚意で拝殿にて神職からのお話がありました。この日は暑かったのでお話を聞きながら一休みです。
中社の御朱印帳もお勧めです、
表面には萬歳旛(天皇の即位の儀式で用いられる旗)、裏面には双龍がデザインされています。
境内にはパワースポット・相生の大杉(夫婦杉)があります。雄杉(イザナキノミコト)と雌杉(イザナミノミコト)の2本の杉を八の字に回ったり、木の間に立って「氣」を頂いて下さい。
丹生川上神社三社巡りでは、水神力御霊守(神の霊)が各神社でいただけます。
上社で水の霊(翡翠)、中社で神の霊(紅水晶)、下社で力の霊(黒瑪瑙)で各社初穂料:3,000円です。
中社では井戸水が御神水で、なんと柄の長~い柄杓で汲みます。地元の方に聞いたら、このお水で炊くお米や、淹れた珈琲は味が全然違うというだけに、参拝者の多くが汲んでいます。
中社は境内外に「本宮」があります。
そして「本宮」の向かい側には「木霊杉(こだますぎ)」があります。木の幹が空洞になっております。「胎内に木霊の氣を体感し力「パワー」をお受け下さいとの事。
そして「ゆめはし」を渡って頂くと、東の龍(龍神の瀧)があります。
拝殿で「龍玉」を頂き、玉の底(穴)に息を3回吹きかけて東の瀧(龍神の瀧)に「払い給え、清め給え」と、投入投げ入れると願いが叶うと言われています。龍玉は水に溶ける原料で出来ているそうです。
エメラルドグリーンの川面から水の清らかさが伝わってきますね!
丹生川上神社上社も中社もまだまだ見どころがたくさんありますが、今回はここまでで。
次回のTour Blogをお楽しみに!
「日本三大弁財天」の天河大辨財天社、丹生川上神社(上社・中社・下社)三社、室生龍穴神社、龍泉寺巡り▼
https://www.shikiclub.co.jp/shikitabi/trip_stay/A222.html
この記事を書いた人
奈櫻(なお)