こどもだけの日帰りスキー

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季節ごとのさまざまなバスツアーを企画している「四季倶楽部 旅」。
冬季はスキーやスノーボードを楽しむツアーが人気だが、実は子ども専用の日帰りスキーツアーがある。
子どもだけが参加でき、親は同行せず、キッズツアーの専門スタッフが数名付き添って子ども達を見守ってくれる。
スキーレッスンとランチ、おやつも付いて、お友だち同士でわいわいとスキーが楽しめる内容だ。
トイレや食事、着替えや片付けといった、自分のことができる子どもなら参加OK。
それでは、順を追ってツアーの様子をレポートしていこう。

撮影・文/栗山ちほ

 

子どもだけだから気兼ねなく過ごせる



早朝6:45、東京都庁にある大型バス駐車場に集合。ウェアやスキー用具はレンタルできるので、ほとんどの子どもがバックパックを背負っただけの身軽な姿だ。
でもなかには、自分のスキーとブーツを持参するこだわり屋さんもいる。受付を済ませたら、どんどんバスに乗り込んでいく。
ママ友同士で子どもを参加させるケースも多く、車内はお友だち同士で元気におしゃべりする声に包まれる。
参加者は子どもだけだから、騒いでもはしゃいでも、ときには叫んでも、「静かにしなさい」と、ママやパパからたしなめられないのが楽しいのだとか。



今回、向かうゲレンデは新潟県の湯沢高原スキー場。
関越道を走る車内でスタッフが子どもたちになぞなぞを出すと、「私も知ってるのあるよ」「俺もなぞなぞ出す!」と、
いつの間にか、なぞなぞ大会が繰り広げられるように。
都内のビル街が田園風景や山の景色に変わり、長い関越トンネルを越えると高い雪壁が道路を覆う。
車窓の景色が移り変わるごとに「すごーい!」と子どもたちのテンションが上がる。
途中のSAのトイレ休憩ではスタッフが子ども全員と一緒に行動し、現地に着く頃にはみんなの心の距離はぐっと近くなっていた。


自分のことはすべて自分で管理



現地に到着してからも移動はみんなと一緒。自分の荷物は自分で持つのがお約束だ。
駐車場からゲレンデまで少しだけ歩くが、自分の背丈を越える豪雪地ならではの雪壁はとっても珍しい風景。
このわずかな道のりにも、つららを割ったり雪玉を投げたり、子どもの好奇心を刺激する楽しい遊びが詰まっている。





スキー場に着いたら各自でウェアに着替えてブーツを履く。小さな子どもやスキーに不慣れな子どもはスタッフが身支度を手伝い、ウェアやブーツがきちんと着用できているか最後にきちんとチェックしてくれる。
準備ができたら、スキーを持っていよいよゲレンデへ。
重いスキーブーツでゆっくり歩きながら、途中でスキーがバラけても両手でしっかりと抱え、ちゃんと自分の用具は自分で運ぶ。




湯沢高原スキー場は166人乗りの大きなロープウェイを備え、山頂と山麓の2エリアにコースが広がる縦に長いゲレンデ。
子どもたちは緩斜面の多い山麓エリアでスキーを楽しむ。
スキーヤー限定のゆっくり滑れるコースでレッスンするので、安心して過ごせる。

初めてスキーをする子どもでも楽しくレッスン

レッスンはスキースクールのインストラクターが担当。初めてスキーをする子、ちょっとだけ滑れる子、スキーに慣れている子の3クラスにレベル分けし、いよいよレッスンがスタート。バスツアーのスタッフは近くで見守り、ときどき写真を撮影して専用のブログにアップ。1時間に1回更新されるので、親はそのブログをチェックすることで、離れていても子どもの様子を知ることができるのだ。


スキーが初めての子どもは、コース下の平坦な場所でスキーを履いて歩くことからチャレンジ。少し慣れたらプルークでまっすぐ滑る練習も。おっかなびっくりしながらだけど、ちゃんとスキーの扱いに慣れていく。


初めて体験したスキーは「とっても楽しい♪」と笑顔を向けるビギナーキッズ。

お友だちと滑ればスキーがもっと大好きに

ちょっとだけ滑れる子どもは、斜面の登り方や平地の進み方を練習。子どもの吸収力はとても高いので、おぼつかない足取りが、少しするとどんどんスムーズな動きになっていく。足が絡まってうまく進めなかったり、転んで立ち上がれなかったり、途中で泣いてしまう子がいたけれど、他のお友だちが頑張っていると、途中でやめたりせずにちゃんとやりとげるのだ。


キーの扱いに慣れたら、コースのはじっこを登って滑ってみる。もし斜面を上手に登れなくてもインストラクターが優しくサポートしてくれる。


まっすぐ滑って止まれるようになったら、いよいよリフトに乗ってコースに飛び出すぞ!


スピードの出にくい緩斜面でインストラクターと一緒に滑走。転んでしまってもちゃんと自分で立ち上がって列に戻る。バラバラだった隊列が滑るたびにきれいな一本のラインに整い、ぐんぐん上達していく過程が見ていてわかる。


スキーに慣れた滑れる子どもは、インストラクターが一人一人の滑走スキルを確認してからリフトに乗車。


スキー慣れした子どもたちは、立ち姿からしてすっかり様になっている。斜面に姿勢よく立ち、列がきちっと揃っていてカッコイイ。


コースを滑る列も乱れることなく、きれいにターンしながらすいすい滑り降りてくる。

おしゃべりしながら楽しいランチ

お昼はゲレンデ内にあるレストランでスタッフと一緒にランチ。本日のメニューは子どもたちが大好きなカレーライス。たくさん滑ったから、みんなお腹がペコペコであっという間にたいらげてしまった。食事中も子どもたちのおしゃべりはとまらずとっても賑やか。


食後のちょっとした休憩に雪遊びがはじまった。雪の上を転げ回ったり雪合戦をしたり、この時ばかりはみんなおおはしゃぎ。どこでも元気に遊び回る子どもたちを、複数の専任スタッフが常に見守っている。子どもと楽しくおしゃべりしたり一緒に遊んだり、ときにはたしなめたり。寒くないか、トイレは大丈夫かと、みんなが心地よく過ごせるように気を配ってくれる。


大きな雪の塊を持ち上げて、自慢気に見せてくれる男の子。自然は子どもにたくさんの遊びや楽しさを教えてくれる。

子どもの心を育むバスツアー

親は子どもが心配なあまり、つい手をさしのべたくなるし、子どもだって親に甘えてしまう。でも、子どもだけで過ごしていると、自分のことは自分でやる自立心がめばえ、お友だちと仲良くする協調性やルールを守る社交性が育まれる。自然と触れ合うことで好奇心も刺激され、雪の遊びをどんどん思いついていく。


このバスツアーに何度も参加する子もいるそうで、はじめのうちは何をすべきかわからず戸惑っていたのが、何度もツアー体験を重ねるうちに、今では自分で荷物を準備したりウェアをたたんだりするようになったのだとか。楽しいことなら、ちゃんと自分で率先してやるようになるものだ。


午後のスキーレッスンとなると滑りはすっかり安定し、リフトに何度も乗ってコースをスイスイ滑ってくるように。


途中でスキーが外れてしまったお友だちを助ける一面も。こうした経験を通して人を思いやる気持ちも育まれていくのだろう。


はじめて会ったお友だち同士でも、どんどん話がはずむようになり、滑りながらカメラに向かって笑顔を向ける余裕もでてきた。


午後のレッスンが終わったら、着替えてバスに乗り込み都内へと戻る。車内でおやつが配られ、お菓子を食べたりお話したりしているうちにあっという間に都内に到着。子どもたちが戻ったら親御さんはぜひ「今日はどんなことをしたの?」「何が楽しかった?」とたくさん聞いてあげて欲しい。みんな目をキラキラと輝かせ、たくさんの出来事を話してくれるはずだ。

「こどもだけの日帰りスキー」ツアーは2017年2月18日(土)に開催。
こどもだけの日帰りスキーin湯沢高原 バスツアーはこちら

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