筑波山 ~気軽に登れる「日本百名山」は恋の山でもある?御朱印も拝受しよう!~

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筑波山は、東京から比較的近くアクセスしやすい茨城県の山です。標高は877mと比較的低く、ロープウェイやケーブルカーが整備され誰でも簡単に山頂に行けることから、観光気分で楽しむ方も多いお山です。

このように気軽に行ける山であるにも関わらず、筑波山は「日本百名山」の1つとなっています。その理由はどんなところにあるのでしょうか。今回は意外と知らない筑波山の魅力についてご紹介します。


 

1.筑波山は「神様の山」だからすばらしい

筑波山は「西の富士、東の筑波」とも言われてきた美しい姿をしており、古くから山そのものが御神体とされてきました。麓に鎮座する筑波山神社は3,000年のご由緒を持つとされています。遠くから見た際の美しさもさることながら、筑波山の登山道には登山道内の奇岩怪石で随一の人気を誇る「弁慶七戻り」があり、霊山ならではの雰囲気を醸し出しています。


 

参拝の証としていただく御朱印も楽しみの1つ! 筑波山神社の御朱印だけでなく、男体山の山頂に鎮まる男体山御本殿・女体山の山頂に鎮まる女体山御本殿でも「登拝」の御朱印がいただけます。原則それぞれの山頂の神社での授与ですが、神職さんが不在時は麓の神社にていただきます。ツアーの際はスタッフよりご案内いたしますが、神社様の状況によりいただけない場合もあることをご承知おきください。

※2022年5月15日(日)まで、登山道の「弁慶七戻り」をモチーフにした限定御朱印が頒布されています。筑波山2カ所に設置された「印」を巡り、自分だけの御朱印を作る新しい御朱印スタイル。いつも「強い」イメージの弁慶がこの筑波山では一味違う?

参加方法:
①台紙をGET(税込み300円各自払い)
②2箇所の印の設置場所を巡り、印を台紙に捺していく。
③御朱印を筑波山神社にて授与(初穂料500円各自払い)


 

2.筑波山は初心者向きの山なのに山の魅力をたっぷり味わえる!

筑波山にはロープウェイとケーブルカーが整備され、簡単に山頂に行くことができます。でも、「日本百名山」としての筑波山を味わうなら、自分の足で麓から登山するのがおススメです。登山というと、体力や本格的な装備が必要というイメージをお持ちになる方も多いかもしれません。しかし、筑波山は初心者の方でもとてもチャレンジしやすいんです。その理由は3つあります。


 

理由1 登山道がしっかり整備されていて安心

どのルートも登山道がきちっと整えられているため、歩きやすい道のりです。トレッキングシューズがおすすめですが、履き慣れた運動靴でもチャレンジ可能。雨に備えてレインウェアは用意してくださいね。


 

理由2 登山の時間がちょうどいい!

筑波山神社から男体山まで歩いて登った場合の所要時間が約2時間とちょうどいいんです。もし少しハードだなと感じても、2時間ならなんとか頑張れます。


 

理由3 疲れたらケーブルカーで下山できる

登山で思いがけず疲れてしまったり、悪天候で気持ちが折れてしまった時・・・、他の山であればどんなときも自分の足で歩いて下りなければいけません。でも、筑波山では片道590円で切符を買えば、ケーブルカーを使って下山できます。


 

このように、登山初心者の方でも安心して登れる環境が整った筑波山。お客様の中にはこの山に登って登山が好きになったという方も多くいらっしゃいます。

登山道中はなかなか景色が開けなくて、いつ山頂に着くのだろう・・・と不安になる気持ちを抑えて登山。

でも、山頂に着けば広がる関東平野の大絶景。雨だとしても自分の足で登り切ったという達成感。登山を楽しむ際のとっても大切な要素が詰まっているお山です。

 

3.筑波山は茨城のシンボルであり、恋のシンボルでもある。


 

常磐自動車道を走っていると、関東平野の中に堂々たる筑波山の姿を見ることができます。その美しい姿はまさに「茨城のシンボル」です。

一方でこの山は「恋のシンボル」でもあるんです。形をよく見てみると東西に並んだほぼ同じ高さの2つの峰(女体山877m、男体山871m)からなっていることがわかります。古(いにしえ)から人々は、それぞれの峰を女体山・男体山と呼び、男女の恋や夫婦和合のシンボルとして信仰してきました。

筑波山神社の神様はイザナギ・イザナミという夫婦の神様。広く知られた国生みの神様です。『古事記』にはこの二神が山頂の天浮橋(あめのうきはし)に立ち、手にした鉾(ほこ)の先から滴を垂らすと、それが日本の国になったと記されています。
※写真はイメージです。


 

また、『常陸国風土記』にも記述されているように、筑波山は歌垣(うたがき/かがい)の場として知られています。歌垣は、男女が歌をやりとりし、互いの相手を見つける集いのことです。和歌を詠みながら相手を探すとはロマンチックですね。


 

 

このように、筑波山は麓からチャレンジしても登山としての難易度は低く、初心者でも十分楽しめる山です。また、古代から脈々と受け継がれる信仰の山・恋の山でもあり、訪れた人に強い力を与えてくれます。御朱印も期間によって特別なものが拝受できますし、登山以外の楽しみもいっぱい!


 

日帰りでハイキングに出かけたい、恋人やご家族と気軽にハイキングを楽しみたいという方は、ぜひお出かけください。四季の山旅シリーズでは、スタッフ2~3名体制でお客様が安全に楽しめるように心をこめてサポートいたします。

 

5月15日(日)出発 四季の山旅シリーズ
筑波山 ~イザナギ・イザナミ宿る日本百名山~

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