富士見高原リゾート「八ヶ岳」の眺望ときれいになる身曾岐神社

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天空の紅葉カートと身曾岐神社の画像
この記事は天空の紅葉カートと身曾岐神社バスツアーの紹介記事です。

 

 

八ヶ岳の西岳(2,398m)と編笠岳(2,524m)

 

「八ヶ岳って、どんな山だっけ?」

「富士山」と言われれば、山頂に雪をかぶった、なだらかな稜線の雄大な姿を思い浮かべることができます。
ところが『八ヶ岳』と聞いても、あるイメージ(写真)が、「ああ、あの山ね」と思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか。私もそうでした。

 

そこで、『八ヶ岳』について、調べてみました。

八ヶ岳は、山梨県・長野県にまたがる山々の総称とあります。だから、八ヶ岳と聞いても、「八ヶ岳山」のような山が思い浮かぶことはないのですね。

八ヶ岳の定義として、3つありました。日本百名山でいう八ヶ岳は、1番目の「南八ヶ岳」のみを指すそうです。

(1) 夏沢峠以南のいわゆる南八ヶ岳のみ

(2) 南八ヶ岳及び北八ヶ岳の領域(蓼科山を除いた領域)

(3) 蓼科山まで含んだ八ヶ岳連峰全体

 


 

それでは今日の日帰りバスツアーに参加してみましょう。
新宿都庁の地下を9時出発。双葉SAで20分間の休憩を取り、11時頃に富士見高原リゾートの「天空の遊覧カート」乗り場に着きました。

 

富士見高原リゾート・天空の遊覧カートは自動運転。

「このひんやり感、高原なんだな〜!」
少し肌寒い感じで、空気がキリッとした清々しさ。気分はすでにリフレッシュしました。
また、思っていたより紅葉が進んでいて、まさに秋の高原です。



「この遊覧カート、どういう仕組みで自動運転するんだろう?」
まず、私は疑問を持ちました。すると、近くにいた方が教えてくれました。

 

「ゴルフ場のカートと同じで、コースの下に誘導線があるんだ」
なるほど、コースのアスファルトをよく見ると、上りと下りの黒いラインが2本見えます。この誘導線とカートが、無線でリンクしているのですね。ゴルフをしない私には、初耳でした。

定員は4人。ここから頂上までは約25分間です。コースはまるで日光のいろは坂のように、ジグザクに登っていきます。

 

斜面のたくさんの美しい白樺!

乗ってすぐに驚いたのが白樺です。今まで、こんなにたくさんの美しい白樺を見たことがありません。私にとっての白樺といえば、なぜか日光でしたが、日光の白樺の美しいところには行ったことがありませんでした。それにしても1本1本が、削られた部分がなくきれいです。



 

また、斜面の反対側の眺めは、入笠山、乗鞍岳、奥穂高岳、槍ヶ岳などの南アルプスの山並。奥穂高岳あたりの下には、諏訪湖が少し見えます。また、まだ色づき始めたばかりの裾野の紅葉のグラデーションもきれい。

清々しい空気、美しい白樺の樹林、山並の美しさ!この三つだけでも、来て良かった!
「旅行代金の半分の元手は取れるな〜」とつぶやいていました。



 

望郷の丘・展望台(1.420m)

天空の遊覧カートは、約25分で終点「望郷の丘・展望台」に到着。まず目につくのが「天空の鐘」です。
そして、富士山が眺望できます(南東方面)。富士山の右が南アルプスの山並。入笠山、乗鞍岳、奥穂高岳と続き、その下に諏訪湖(西)まで見られます。まさにパノラマビュー。完全にすべての山々をパノラマで撮ることはできませんでしたが、少しは味わっていただけるかと思います。





 

望郷の丘から望岳の丘・展望台(1,420m)へ。


望郷の丘から、色づいた林の中を歩いていくと、いろいろな彫刻があります。右を見ると南アルプスの山並。7分ほどで「望岳の丘・展望台」(1,420m)につきます。

ファルカシュ・アーダーム作「生きる柱」(写真:中央)
私の作品は、石の柱で、生きる柱です。太陽の輝きは、石の柱に命を与えてくれます。そして太陽の光とともに回転し、上空へ立ち昇ります。ここの環境は大変素晴らしいところです。
そして出来るならば、私の彫刻が古い日本の伝統的な世界へ運ばれていってくれればと思います。

 

望岳の丘・展望台からも、望郷の丘と同じように富士山がよく見えます。


 

望岳の丘から望峰の丘・展望台(1,430m)へ。



望岳の丘から、通路(北西)に沿って歩いていくと、左に樹林、前方はるか彼方に網笠岳が見えます。


望岳の丘から3〜4分ほどで「望峰の丘・展望台」(1,430m)。ここからも、富士山がよく見えます。

望峰の丘にあるシンボル的な彫刻「富士山と女」。その説明にはこう書いてあります。

ラファエル・ゲレロ作「富士山と女」
富士山の姿が、メキシコのレボソ(ショール)をまとい座っている形と同じなので、両方をイメージした。背景に富士山を見えるようにすると、両者が対話するであろう。

 

望峰の丘から下山する展望リフト乗り降り場へ。



望峰の丘から8分ほどで、下山する展望リフト乗降場。この近くから、八ヶ岳の西岳(2,398m)と編笠岳(2,524m)がはっきり見えます。これからは、この写真が、私にとっての「八ヶ岳」のイメージになるでしょう。

リフトは一人乗り。ひんやりとした色づいた樹林の中を降りていくのはとても気持ちが良かった。7分ほどで終点です。


 

 

大空レストランのイタリアン・バイキング

ちょうど午後1時、お腹もすいていました。リフト降り場から1〜2分で大空レストラン。今日の楽しみの1つ、新鮮な高原野菜を使ったイタリアン・バイキングのスタートです。





4種類あった溶岩石の高温窯で焼くピザ。左上から右回りに、モッツァレラを使ったルバーブ、トリノ、ミックス、マルゲリータ。

【ルバーブ】多肉質の茎を食用とする。生ではセロリのようなパリッとした食感と強い酸味がある。一般的な調理法は果物に近く、甘味をつけてパイやクランブルなどのデザートに用いることが多い。(ウィキぺディア)

 

美味しすぎて、食べ過ぎてしまった!

バイキングといっても、定年過ぎのシニアはあまり食べられません。しかし、ここの料理は美味しくて、料理、サラダ、デザートも2回も盛ってしまいました。また、グラスワイン(別売500円)の量も多く、一杯で十分。夕飯は、お腹いっぱいで食べられないほどでした。



この他にもまだまだ食べたいものが多くありました。特に5色のカレー。1色のイカスミ・ブラックカレーをほんの少しパンと一緒にいただきました(写真上)。さすがに、カレーとご飯は無理でした。白身魚のフリットも美味しかった。



ドレッシングもうれしい6種類。信州味噌ドレも捨てがたいが、今日はやっぱりイタリアンです。

 

添乗員さんオススメ、まろやかなお味のレアチーズケーキとたまごプリン。

 


「今回のイタリアン・バイキングが、今年一番美味しかった」
と、他の参加者も話していました。私もそう思います。

 


大空レストランから20分ほどで、次の観光スポット身曾岐神社です。

 

伊勢神宮・内宮を模した古神道本宮 身曾岐神社

古神道とは?
古神道の「古」とは、本当の、本来の、本物の、という意味を持ちます。
よって、古神道とは、神道のいわば核であり、日本人の信仰、生き方の原点、日本人の血の中にある思想、というべきものです。この日本の天地自然を教典とするいのちの信仰です。(ホームページより http://www.misogi.jp)

【ご祭神】アマテラス、井上正鐵(いのうえまさかね)
【ご神徳】天下泰平、世界平和

 




天剩無窮(一番右に書いてある言葉)
神世とは 古き昔の 事ならず 今を神世と 知る人ぞかみ

 




 

 

今に生きる「みそぎ」とは。

この身曾岐神社では、神職さんが今も生きている神道のお話、また、有名な能楽殿のお話もしていただきました。

神代の時代。イザナギの神が亡くなってしまった妻イザナミの神をお慕いし、黄泉の国へ迎えに行きます。が、妻の変わり果てた姿に怖くなり、現実の世界に逃げ帰ってきます。その際、「黄泉の国に行ったので、我が身は穢(けが)れてしまった」と、身を清めるために川に入ります。その行為のことを「ミソギ」と言います。

このように、黄泉の国と現世の世界の境目が、まさに「ミソギ」であると話していただきました。

イザナギの神のみそぎの時、左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻からスサノオの三柱の神が生まれました。


伊勢神宮・内宮(皇大神宮)の正宮を小さくしたような本殿です。建築様式も同じ神明造りです。


 

 

祈願木とゆず絵馬

「祈願木」は、お願い事・名前・年齢を書くだけで、毎月二の日に火祥殿で焚きあげられ、炎に乗って神様のところに届けられます。(500円)
「ゆず絵馬」(500円)は見た目かわいいですので、沢山の願いが込めれれ、境内にかけられていました。お守りにも「幸福ゆず守」(500円)があります。






 

 

「ゆず」の北川悠仁さんと高島彩アナウンサーが挙式をした能楽殿

神職さんのお話では、能楽殿は元来池の上に建てるのが本来の姿だそうです。照明がない時代、水面は光を反射するだけでなく、音をも反射します。だから、池の上にない能楽殿は、池の代わりに白い玉砂利の上に建てます。

ここ身曾岐神社では毎年8月に行われる「八ヶ岳薪能(たきぎのう)」には、この能楽堂の前に観客席を設けますが、なんと1,000人分あるといいます。




最近ではauの三太郎のCMでも使われていました。

たたずまいが、京都・宇治の平等院鳳凰堂に似ています。通常ですと黒くかげってよく見えませんが、反射した光が天井を照らしています。

 

下の写真は、社務所・授与所がある光臨館、水を祀った水祥殿。最後の養生館は、アマテラスの偉大な徳を取り次ぎしたもう一人の身曾岐神社のご祭神・漢方医の井上正鐵(いのうえまさかね)を偲ぶ建物です。




 

身曾岐神社から、20分ほどで今日最後の観光スポット、八ヶ岳チーズケーキ工房です。

 

八ヶ岳チーズケーキ工房ならではの種類の多さ!

大変人気があります。私たちの他にバスが5台も止まっていました。そのせいか、ここのスタッフは、バスガイドさん並に観光バスを仕切っていました。

店の前、火の見やぐら風の塔のこの人形は何でしょうか?
店員さんに聞いたのですが、「わかりません」とのこと。疑問が残ってしまいました。ネットで調べても出てきません。う〜ん、すっきりしない!

八ヶ岳チーズケーキ工房の名前の通り、美味しそうなチーズケーキの種類がたくさんあります。(工場見学はありません)




白いチーズケーキ
ヨーグルトのような爽やかな味わい。ソフトクリームのように口の中で溶ける新感覚の優しいチーズケーキ。1,600円(税込み)

八ヶ岳チーズケーキ
八ヶ岳高原の自然豊かな農場で、のびのびと育った牛乳のミルクから作られたコクのあるチーズを贅沢に使用。まろやかな口当たりのチーズケーキ。5号1,500円/6号2,050円(税込み)

チーズタルト
サクサク生地にたっぷりチーズを流し込み、こんがり焼き上げたチーズタルト。1,800円(税込み)

抹茶タルト
贅沢に香る京都宇治抹茶を使用。チーズとの相性が抜群。1,500円(税込み)

 


2種類のクレーム・ショコラ
ガーナ産のカカオ72%使用。香り高く濃厚なチーズケーキ。敷きつめたザクザクとした食感のクッキーが癖になる。1,850円(税込み)

チーズケーキブリュレ
北海道産マスカルポーネを使用した濃厚なカスタードクリームは炊き終わるタイミングがとても重要。まさに職人の技。こんがりブリュレした表面とカスタードのまろやかな甘さ。1,850円(税込み)

チーズと逢うワイン
さすがです。こんなワインも作っています。(1,900円)

 



気になったのは「生ちーずけーき」。あとで買おうと思っていたのですが、いろいろ見ているうちに時間になり、買うのを忘れたのが痛恨の極み。わざわざ「生」ってつけているのですが、単純に「ベイクド(焼いた)」に対する「生」ですよね。




 

 

終わりに

富士見高原リゾートでの高原の秋の空気と眺望に癒され、イタリアン・バイキングに満足し、身曾岐神社で身をきれいにした、今回の日帰りバスツアー。身も心もリフレッシュして、日々また頑張れる力をもらいました。感謝!

それにしても、八ヶ岳チーズケーキ工房の「あの飛脚のような人形」はなんでしょうか?
心残りです。誰か教えてください。

 

こちらのツアーに参加するにはコチラ

天空の紅葉カートと身曾岐神社バスツアー

 

※当記事の内容は諸説ある話の1つを基に作成されており、客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。
なお、内容についてのご質問・ご相談はお受けいたしかねます。

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