山寺（立石寺）・慈恩寺・若松寺の出羽名刹三寺まいりツアー

【宝珠山立石寺（りっしゃくじ）通称：山寺】御朱印あり　ご利益：悪縁切り

860年慈覚大師が創建した古刹と伝えられ、鎌倉期には大いに繁栄。室町期には一時衰退しましたが、江戸期には再建整備されました。1689年には松尾芭蕉が奥の細道の旅の途中で訪れた際に「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」の名句を残しました。現在でも広大な境内を持ち、大小30余りの堂塔が残されています。奥の院に到る1,015段の参道は、苔むした老杉に覆われ、句碑や板碑や幾多の堂塔が立ちならび、千古の昔に思いを馳せることができるしょう。また古くから縁切り、悪い運気を祓ってくれるパワースポットとして知られています。

【本山慈恩（じおん）寺】御朱印あり　ご利益：若返り

746年の創建と言われ、平安～鎌倉時代には、京都摂関家の荘寺的性格の寺院として繁栄し、30体を越える仏像群（国県重要文化財が多数）が残されています。江戸時代には院坊の数は3ヵ院48坊に達しましたが、現在は3ヵ院17坊を数えるにすぎません。国史跡「慈恩寺旧境内」の他、三重の塔や多くの重要文化財を有する東北有数の名刹として有名です。間近で重要文化財を見ることが出来る贅沢が慈恩寺にはあります。
＊鋳鉄仏餉鉢[ちゅうてつぶっしょうばち]県指定文化財
1606年に奉納。この鉢に頭を入れるとボケ防止、若返ると言われています。

【鈴立山（れいりゅうざん）若松（じゃくしょう）寺】御朱印あり　ご利益：縁結び

奈良時代の708年に行基が開山。平安時代の860年、山寺の立石寺を開山した慈覚大師が現在の地に移しました。かつては「西の出雲大社、東の若松観音」と呼ばれ、良縁成就の祈願所として発展。観音信仰の定着に伴い、最上三十三観音霊場札所の第一番に位置づけられました。絵馬の宝庫といわれ、千数百点の絵馬が奉納されています。また花笠音頭で「めでためでたの若松さまよ～」と歌われるほど有名で、以前、住職と握手した女性がすぐに縁談が決まったことから、良縁を結ぶお寺として話題になり、多くのマスコミに取り上げられるようになりました。

【寒河江八幡宮】御朱印あり

1191年鎌倉・鶴岡八幡宮から分霊を勧請。以降800年余、寒河江荘の総鎮守として歴史を刻んでいます。毎年9月15日の例大祭近くの週末には、寒河江まつりが開催され、神事流鏑馬[やぶさめ]や約4千人の担ぎ手が躍動する神輿の祭典（神輿渡御[とぎょ]）が行われます。神輿の祭典で使用される神輿は、寒河江駅前の神輿会館に展示されています。